2007年4月の投稿
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投稿者:泥 日 付:2007.4.30
スパイクさん、こんにちは。 4月20日の記事について関連情報があることを友人から教えてもらいました。 >レーガン時代にも傷痍軍人の待遇が悪化 イーグルトリビューン紙が、戦場で難聴になった兵士に対する政府の冷たい姿勢を報じています。
☆Many soldiers are returning from combat with hearing problems (イーグル・トリビューン)
http://www.eagletribune.com/punews/local_story_119010140.html
Sixty percent of soldiers who return from Iraq or Afghanistan suffer
from noise-induced hearing loss, and 49 percent also suffer from
tinnitus, a potentially debilitating ringing of the ears, according to
military audiology reports.
志願した以上は負傷も折り込み済のはずとは言え、障害を持って帰ってきたら厄介者というのでは可哀想です。
戦前に庶民が歌っていたという替え歌を思い出しました。
「ここはお国を何百里 離れて遠き満州に
お国のためだとだまされて 連られて来たのも口惜しや」
難聴は軍人がかかる病気の代表格ですね。常時大きな音にさらされる職業なら誰でもかかる病気で、音楽家にも難聴が多いといわれます。特定の周波数の音を繰り返し聞くと、その周波数に対する聴力が落ちます。対策はそうした音を聞かないようにするしかありません。間近で爆発するIEDのような武器では特に起こりやすいといえますね。
傷痍軍人の扱いがなぜか不十分なのは不思議です。しかし、最近はそうしたことを無視した映画が日本で制作されるようになっています。そうした映画に出演したある若手男優が出演作を評して「史実に忠実に描いた」と言いました。彼がもう少しモノが分かっていれば、「史実に忠実」な映画など存在せず、作品は作り手の意識の反映だということに気がつけたはずです。そして、負傷兵の問題を正面から取り上げた映画は少なく、ここ最近はまったく制作されていません。そうした現実を忠実に考えることが大事なのだと思います。(スパイク)
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投稿者:Meifumadoh 日 付:2007.4.27
Spikeさん お久しぶりです。Meifumadohです。毎日欠かさず閲覧致しております。
こちらの欄で出ておりました「偏向」ですが、ああいった浅はかな愛国心鼓舞が政府与党の支持率浮揚の頼みの綱であるのは無論ですが、同時にこういうやり方とはとどのつまり、体制による大衆への「他国・他者への蔑視・敵視のススメ」でもありまして。
そんなシロモノに必死になって飛びつき本気で没頭している集団心理の奥底にあるのは、閉塞した社会と実生活、そして自分自身の無力感と不安に追いつめられた大衆が、自己防衛の為に、自分には実際には決して反撃してこないであろう存在をサンドバッグに仕立て、それを必死になって叩き伏せ冷笑し蹴落す事で、自意識を満たそうとしている姿です。 ですから叩く対象は実は何でも良く、外国、有名人、犯罪関係者(加害者でも被害者でも)、社会的弱者、果ては小動物や、映画テレビ作品等でも構いません。 こっちに反撃してこない、実生活上で関係が無い、というのが重要ですから、社会的強者、体制や大勢は決して対象になりません。 自分をそうやって追いつめている真の原因へは目をつぶり耳を塞ぎ、より安易な形での自己顕示・自己救済を図っている訳でして、「対費用効果」という点では実に効果的ではあります。
一部のネット界は、そういった愚衆的な弱さ卑怯さを増幅し具現化する、格好の装置と化してしまいました。敢えて汚く言えば、実社会上では全く望むべくも無い「自己の尊厳」を、ウソでも良いからおっ勃てるためのオカズ(失礼!)を、体制とマスメディアからあてがってもらった民衆が、それに我先に群がりネット上で吠え立てて本気で満足し、思考停止し現状へ妄従している…という滑稽な光景です。 一部のネット等で見うけられますが、そういった自己尊厳ごっこに本気で入れあげる人達は、自分への反論に対し、まるで親の仇とばかりに激しい悪口雑言を返します。それは、この手の営みが、自意識といきなり直結してしまっているからです。そういった浅いネタで無制限に肥大化した自意識にとって、他者からの冷めた意見は、まるで自己存在そのものへの否定のように思えるのでしょう。
もっとも、政府自民党の命綱である、日本国内向け「北の拉致叩きキャンペーン」は、今や六カ国協議に於ける「おミソ」扱いをされようとしています。中東で泥沼にはまったアメリカの無策ぶりと、すかさずそこを突いた北鮮殺人鬼王朝による狡猾な核外交とに直面し、「たかが数十人の日本人拉致被害者なんかより、数万人数十万人の極東の人々の命の方が重い」という、個人的には許せない悲しい方向へコトが動いています。ネット風に言えば「空気読めよ(イヤな言葉ですねぇ)」という事ですか。 しかしそれが冷厳な現実の国際政治力学というやつだと思うと…。
私も若者の保守化が気になっています。特に、軍事について基本的な事柄も知らないようなのに、「反撃する力を持つために軍備を持つべきだ」といった意見を述べる人を見ると、首をかしげます。この人は結論に達する前に、どれだけの勉強をしたのだろうと思うからです。多分、保守派の本をちょっと読んで納得してしまったのでしょう。「アメリカには日本を守る義務があるのに、日本にそれがないのはおかしい」という理由だけで、集団的自衛権に賛成する人がいます。そう言う人を見ると、私は「軍事に関する他の事柄は勉強しなかったのか」と言いたくなります。戦争を倫理的に考えるのは一番避けるべき方法で、近代軍事学の開祖クラウゼビッツがそれを指摘しています。イラクの自由作戦以降の状況を見ても、軍事的な合理性にかなわない作戦は失敗することは明らかです。そうした問題を分析できて、はじめて軍事に関する意見が言えます。困ったことに、若者たちがこうしたことを考えなくなっていますね。(スパイク)
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直接的に批判していないものの、これは実質的に日本政府の最近の発言に対する批判記事ですね。米軍が発行する新聞でもこの扱いだということに注意が必要です。日曜朝のテレビ番組で、ある人物が「従軍慰安婦への謝罪は、議会という自由な発言が保証された場所で特定の人物がやっていること」と言っていましたが、実際には違います。軍の機関紙やブッシュ政権下で国防省に勤務したピーター・ブロックス氏の記事などで分かるように、この件で日本がアメリカの理解を得るのは不可能と言ってよいでしょう。このことを日本政府はまったく理解していないように見えます。マスコミも政府に追随して、自らの体面を保てる程度の批判に止めています。
軍の強制はなかったと言っても、自決を拒否することができなかったのが実際のところでした。アッツ島守備隊が玉砕した時、新聞は「アッツに続け」と書きました。そんな社会で自決を避けられるのは幸運に恵まれた人たちだけです。生存者の話を聞くと生死の分かれ目には実に様々なケースがあり、全か無かと言った簡単な表現では言い表せないことが分かります。
日本政府には、湾岸戦争の時にパパ・ブッシュに海部総理が叱責されて以来、日本はアメリカが望むように振る舞ってきたのだから、少しは恩義を感じて、米政府は庇ってくれるはずだという考えがあるのでしょう。これは大きな勘違いです。米政府が抗議することはないにしても、今回の報道で日本の威信は大きく傷ついています。問題は戦争を体験していない戦後世代の政治家は、左翼勢力に対する反発から国粋主義的な歴史観に傾倒し、それを傾倒と自覚しないことです。私から見ると、こういう立場も多分にイデオロギー的なのですが、そうではないと彼らは信じています。だから、修正のしようがないのです。(スパイク)
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投稿者:匿名希望 日 付:2007.4.2
いつもサイトを拝見させていただいています。
私、情報処理関連の仕事をしておりまして、仕事で持ち歩くノートPCには、 パスワードが3つかかっています。
1.PC自体の起動パスワード 電源投入後、このパスワードを入れないとPCが起動しません。 2.ハードディスクパスワード このパスワードを入れないと、ハードディスクが使えません。 ハードディスクをはずされて、別のPCに接続された場合のガードにもなります。 3.Windowsのログオンパスワード
1,2のパスワードは、メーカーや機種によって限定されますが、レノボ(IBM)のノートPCあたりではないかと思われます。
大変参考になりました。3つのパスワードで驚いていてはいけない、民間の方でもこれくらいの対処をしている、ということが分かりました。(スパイク)
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