military.comによると、いよいよ、ハディーサ事件は人々の関心から遠ざかることになるようです。海兵隊員が事件を隠蔽しようとした証拠が公表されたものの、隠蔽での起訴は見送りのようです。
隠蔽された証拠とは、事件の日に書かれた部隊の業務日誌の記録です。現在、業務日誌からそのページがなくなっているのです。また、その日に撮影されたビデオテープがピーター・キアレッリ大将が介入するまで捜査官に渡されなかったことの二つです。しかし、起訴は行われず、報告書も公開されなかったというのです。写真を公開する話も立ち消えのようです。これで、すべての容疑について海兵隊内部での決着はついたことになります。どうやら、ハディーサ事件は完全に終わってしまったようです。戦争における民間人の立場は、このように非常に低いということを理解しておくべきです。
