アフガンの米軍は現状を維持

2006.9.22

 military.comに掲載されたAP通信の記事によると、増派の可能性が高いイラク駐留米軍ですが、アフガニスタンは来年の2月まで、現在の21,000人を維持する可能性が高まっています。来年2月という時期は、この地域での指揮権がNATO軍から米軍に移譲される時と一致しています。カール・アイケンベリー大将は「タリバンは極度に強力ではなく、彼らの人数と影響は南部でいくぶん増加した。我々はアフガニスタンの兵数をその時(来年2月)まで現在のまま維持することです。その時点で、再評価が行われ、指揮官がリコメンドするでしょう」と答えました。

 このニュースをよく覚えておきましょう。タリバンが勢力を回復しつつあるアフガニスタンで、本当に来年2月まで増派しないで済むのでしょうか。このニュースはアフガニスタンの情勢を判断する指標として使えるのです。

Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.