外交ゲーム「Origins」開催について

2006.11.15



 昨日書いたように、ウォーゲームで戦略眼を養う方法を検討しています。費用がかからず、ルールが簡単で、電子メール経由でプレイできるゲームとして、やはり「第二次世界大戦の外交戦」が最適のように思えます。このゲームの邦題は日本語版が発売されていた当時のもので、原題は「Origins of world war II」でした。仲間内では略して単に「Origin」と呼ばれていました。

 このゲームは現在絶版となっており、元々販売していた会社はゲームの権利を別の会社に転売しており、その会社はほとんどのゲームを再販売せず、このゲームも発売していません。作者のジェームズ・ダニガン氏に問い合わせたところ、ご本人は問題視しないということでした。そこで、希望者がいるなら、このゲームを電子メールを使ってやってみようかと思います。

 このゲームは5人で行い、それぞれが、アメリカ、フランス、イギリス、ソ連、ドイツの国家元首の役を演じます。ゲームは一定時間内で電子メールを使って外交交渉を行い、私にどんな手を打つかを電子メールで連絡します。私はその結果を全プレイヤーに通知し、再び外交交渉がはじまる…という具合に進みます。ルールは簡単で、「PF」と呼ばれる政治力を表す数値を、13カ所の国と地域に配置して、自分の目標を追求します。矛盾と対立を抱えた環境を体験することで、外交交渉がどのようなものかを体験できるというわけです。ゲームの期間はやり方によりますが、1〜2週間というところです。ゲームに参加するには、私と対戦相手にメールアドレスを公開する必要があります。氏名は、プレイヤー・ネーム(匿名)を使えるものとします。

 こうした試みについて、興味をもってもらえるなら、とりあえず第一回を開催してみようかと思います。希望する人は、私までメールでご連絡ください。希望者が多いなら実施を検討してみようと思います。腕前は問いません。もちろん、費用は一切不要です。ただ、単にゲームに参加するのではなく、プレイ内容のレポートを寄せてくれる人を希望します。

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