military.comによると、米下院議長ナンシー・ペロシ氏は、下院の常設情報特別委員長に退役軍人のシルベストル・レイエス氏を指名しました。レイエス氏はベトナム戦争時、13ヶ月間、ヘリコプターのチーフ・クルーと機銃手を務め、パープル・ハート勲章(名誉負傷章)を受勲。1968年に陸軍を辞めると、26年間国境警備隊の職員と監督官を務めました。ここ十年間、民主党のテキサス州エルパソ地区の代表です。
先の中間選挙の結果、下院(上院とも)で民主党が優勢となり、早速、これまで共和党員だった委員長を民主党員に交代させるというわけです。レイエス氏は他に、下院軍務委員会と退役軍人委員会のメンバーでもあります。1996年に議会に参加してから、レイエス氏はフォート・ブリス基地の兵員数を増やし、住宅と訓練場を手直しすることを主張してきました。また、フォート・ブリス基地を第1機甲師団の4個旅団と航空旅団の駐屯地とするよう国防総省を説得する主要な役割を演じたと言います。
残念ながら、テロ対策やイラク問題に関するコメントは、ペロシ氏が「彼はどんな問題でも質問することを躊躇しない」と述べたことくらいで、記事に書かれていません。記事からは、彼が地元の利益のために活動してきたことしか分かりません。どんな人物かは彼のブログをじっくり読むしかなさそうです。