military.comによると、米軍が新型のビーム兵器を公開しました。(記事に写真があります)
デモンストレーションでは、ハンヴィーの上部に取りつけられた大きなアンテナからビームを450m遠くまで約17回発射しました。このビームは衣服を摂氏54度まで加熱するので、被弾すると服が燃えているように思えますが、命を奪うことはありません。皮膚に当たっても、その64分の1しか貫通しません。空軍兵士2名と記者10名がビームの照射を体験して、冬用の服を貫通するのを確認しました。この兵器は少なくとも2010年までは生産に入らないと考えられています。対テロ戦争での活躍が期待されていますが、その機会があるかどうかは不明です。
軍隊が市街地で活動するようになった現代、こうした被致死性の兵器が必要です。しかし、この記事ではビームがガラスを貫通するを質問したところ、ノーコメントだったとのことです。それなら、ガラス繊維で作られた衣類は貫通しないのではないかという疑問も浮かびます。なにより、アンテナが大きいので敵から発見されやすい欠点があります。実戦での効果はやや疑問です。あまり大きな働きはしないのではないかと想像されます。