military.comによれば、米軍がトルコにクルド人武装勢力に関する情報を提供し始めました。トルコはこの数ヶ月、米軍による武装勢力に対する支援が少ないと主張していました。
U2偵察機による偵察が行われ、その情報がトルコ軍に提供されているということです。先日報じられた、数百人のPKK兵士がトルコ国境に接近しているという情報は、このことだったようです。
しかし、これは米軍がトルコの越境攻撃を承認した証拠ではありません。ここ数ヶ月積もったトルコの不満を払拭し、アメリカの言い分に耳を傾けてもらうための方策と見るべきです。ロバート・ゲーツ国防長官は、トルコ、アメリカ、いずれの国であれ、特定の時刻に武装勢力がどこにいるのかが分からずに空爆することは意味がないと述べています。アメリカはトルコの掃討作戦に依然として反対ながらも、協調の道を探っているのです。