駐米アフガン大使セイド・ジャワド(Said Jawad)がmilitary.comに、オサマ・ビンラディンはアフガニスタンにはおらず、パキスタン国内に潜伏していると語りました。
以前から、ビンラディンはパキスタンにいると見られていましたが、場所は南北ワジリスタン(Waziristan)があるトライバルエリアだと見られていました。ジャワド大使の見解では、ビンラディンはパキスタン国内の人口密集地域に潜伏しています。その理由は、以前から言われている腎臓病のために透析を受け、アルカイダの工作員との連絡を取り、米軍やNATO軍の襲撃を避けるためだと言います。ジャワド大使は、身長が8フィート(182.88センチ)もあるビンラディンは、簡単には田舎に溶け込めないと言います。パキスタンはこの見解を否定し続けています。
かつて、日本の左翼過激派は山中に籠もり、革命闘争を展開しようとしました。この戦略はどう見ても成功しそうにないものでした。都市部に隠れてるのは、掃討作戦で捕まることを避けるには最適です。地下室などに隠れているのではなく、有力者の邸宅の中に匿われているように思われます。パキスタン政府に察知されない限り、この方法は有効です。しかし、誰かが裏切ると、すべてが崩壊する危険をはらんでいます。ビンラディンがパキスタン国内にいる場合、この国の状勢をよく知る立場にあるわけですから、ムシャラフ大統領にとっては危険です。アルカイダが的確なテロ攻撃を仕掛ける恐れがあります。海上阻止活動の努力が無になってしまうほどの脅威です。以前から指摘していますが、アルカイダは好きな場所を選んで攻撃ができます。アルカイダは、イラクがダメなら、パキスタンでもアフリカでも攻撃を実行できるのです。
最近、テレビで「腹膜透析」という自宅で寝ている間に済ませられる透析方法があることを知りました。腹膜透析と血液透析を併用する人もいるそうです。最新式の透析方法はかなり進んでいるようです。