military.comによると、米軍は今月7日に墜落したCH-46ヘリコプターが撃墜されたことを認めました。しかし、かなり苦しい言い訳のようにも見えます。
CH-46を護衛していたAH-1Wスーパーコブラ・ヘリコプターの乗員は撃墜されるところを目撃しておらず、CH-46が燃えながら高度を落とし、地面に激突するところだけを目撃し、その炎は過去に機械的な理由で起きた火災の事例と似ていたといいます。そういうこともあり得るとは思いますが、すぐには信じがたいのも確かです。似ているからと言って、すぐに機械的なトラブルと発表したのはなぜなのでしょうか。とにかく、急に武装勢力が携帯型の対空ミサイルを使い出したのは、イランが提供したためである可能性が高く、旧フセイン政権時代の武器とは考えにくいものがあります。
ワシントン・ポストによれば、ブッシュ大統領がイランがイラクの武装勢力に武器を供給していることに疑問を持っていないが、アフマディネジャド大統領がそれを知っていたかどうかは分からないと発言しました。統合参謀本部議長ピーター・ペース大将が否定したことを裏打ちする発言で、ペース大将はメディアがイランの関与を言い過ぎると思ったので、ちょっと冷却してみせただけかもしれません。
別の記事によると、バグダッド市内の掃討作戦はやっと本格的にスタートしたようです。米軍は先週から実施していると言っていますが、水曜日になるまでそれらしい動きを市民は目撃していません。すでに米兵1名が戦死し、戦闘以外の理由でもう1名が死亡しています。自動車爆弾が掃討作戦の間にも死傷者を増やしています。外出禁止時間は午後8時から午前6時からさらに1時間増える予定です。国境線が2日後から3日間ほど閉鎖される予定です。どうも掃討作戦の状況がよく分かりません。大規模な作戦の割には、有力な武装勢力の拠点が見つかったという話もありません。今言えるのは、スタートが遅れたのは間違いないということだけです。その主な理由はイラク軍の準備の遅れなのも間違いはないでしょう。この作品の成果はまだ先にならないと出てこないのかも知れません。
それから、ウィリアム・コールドウェル少将はサドル師がイランに入国したことを認めました。しかし、サドル師支持派からはそれを否定する意見が出ています。