military.comによると、ポール・E・コルテス軍曹に禁固百年の判決が下りました。同時に彼の不名誉除隊が決まりました。軍曹まで昇進したのに、そのキャリアを生かせず、退職金も恩給ももらえないということです。
裁判長のステファン・R・ヘンリー大佐は、コルテス軍曹に最大の刑は仮釈放なしの終身刑だと宣告していました。それが司法取引で禁固百年まで引き下げられたのです。心理学者が犯行の背景にPTSDがあると証言しているのですが、それはほとんど考慮してもらえなかったようです。仮にそうだとしても、程度が低いので、自分の意志で解決できると判断されたのでしょう。
それから、10年間服役すると仮釈放の権利が与えられます。これがコルテス軍曹にとってどれだけよいことなのかは分かりません。残りの人生は苦難の連続でしょう。何か問題を起こせば直ちに軍刑務所に逆戻りなのですから。しかし、司法取引を選択した彼にとって、そこに唯一の希望をつなぐしかありません。10年間という期間を利用して、資格取得を考えるしかないでしょう。