軍事的に大きな意味がある訳ではありませんが、目を引いた記事を紹介します。marine-corps-times.comによれば、アンバル州で女性の海兵隊員が戦死しました。
今月7日、沖縄に駐屯する第3海兵遠征軍の上陸支援専門家ジェニファー・M・パーセル伍長が検問で勤務中に女性の自爆攻撃にあって死亡したことを米軍が公表しました。パーセル伍長は、イスラム教徒の女性を男性が触ることは教義上許されないため、女性の海兵隊員が検問で任務に就く「ライオネス・プログラム」に従事していました。そこへ爆弾ベストを装着したイラク女性がやってきて、爆弾を爆発させたのです。イラクで死亡した女性海兵隊員は、パーセル伍長で5人目となります。
この記事は自爆攻撃が防ぎがたいものであることを教えています。また、パーセル伍長がライオネス・プログラムに志願したのが家族を扶養するために給与を増やすことだった可能性を考えざるを得ません。自爆攻撃は減らず、今でも女性がこのようなテロ攻撃を続けていることも、イラクがまったく安定していない証拠でしょう。