ようやく、掃討作戦の成果が出たようです。military.comによれば、バグダッド北東56kmにあるバクバ(Baqouba)で、大規模な武器の隠し場所が見つかりました。
隠し場所からは、130個のEFPが作れる部品、2ダース以上の迫撃砲、15基のロケットが見つかりました。隠し場所はスンニ派の居住区域で、シーア派が孤立している地域を含んでいるということです。米軍が主張しているように、EFPがイランから提供されたとすれば、バクバから見つかったことは、その主張に疑問を抱かせるのに十分です。武装勢力の動きは本当に謎に満ちており、その構造を明らかにするのは無意味とすら思えるほどです。
なお、掃討作戦で見つかった武器の隠し場所は全部で63カ所であるとのことです。これらの中で、今回の発見が最大のものだとすれば、成果はそこそこでしかないことになります。ワシントンはすでに諦めモードなのではないかと考えます。チェイニー副大統領が各国を訪問中ですが、話題がないので無理に動きを演出して見せているようにも見えます。