ワシントン・ポストによれば、日曜日に国連の援助物資を運ぶ貨物船「MV ローゼン号」が海賊にハイジャックされ、ソマリア警察の依頼で、米海軍が現場海域へ向かっています。2005年以来、海賊に則られる国連のチャーター船はこれで3隻目です。
ソマリアの海賊は、衛星電話やGPSシステムを装備し、自動銃、対戦車弾など複数の種類のランチャーを持ち、高速モーターボートで移動します。彼らは武装勢力と関係があり、身代金や略奪のために乗客、貨物船、漁船を襲撃しているといわれています。
ローゼン号は1,884トンの荷物をソマリア北部へ輸送したばかりです。WFPのチャーター船であるところから、ソマリア向けの物資しか積んでいないはずなので、心配なのは乗員12名(スリランカ人6名、ケニア人6名)の生命だけです。米海軍はまだ貨物船を発見していない模様です。難しい状況なので、今後どうなるか気になります。海賊の人数や武装など、詳しいことは記事には書かれていません。