ワシントン・ポストによれば、サドル・シティの掃討が始まりました。現在のところは、抵抗は僅かです。まだ掃討が始まって時間が経っていないためもあり、詳しい情報は出ていません。
バグダッド市内は比較的平静で、イラク人編集者が殺害された事件とモスクで3人が逮捕された事件などいくつかの事件が起きているものの、以前よりは平穏です。しかし、これはシーア派武装勢力が市外に逃げたことを裏づけます。今後も何の成果もあがらないようなら、それは確定的になります。
単なる理由作りのために、貴重な期間が失われているのは耐え難いものがあります。アメリカは次期大統領選の話題にかまけて、イラク増派が引き起こす問題から視点が逸れているようです。大規模な掃討作戦を行っているのに、情報が出てこないのはおかしいのです。報道が少ないことが異常なのです。この情報の空白期間は次のテロの嵐の前兆と考えるべきです。