耐爆型ハンヴィーが公開される
military.comによると、多目的高機動車のハンヴィーの重装甲バージョンが完成した模様です。これまでハンヴィーは15種のバージョンがあり、140,000台以上が制作されてきました。
リンクをクリックして、記事に掲載されている写真を是非ご覧になってください。上部の砲塔部分がかなりいかつい形になっており、ちょっとユーモラスな感じすらします。このタイプは2010年に実戦配備される予定です。
一目で装甲が強化されていることが分かりますが、その他の新機能は以下のとおりです。
- 複数のアンテナを統合した多バンドの新型アンテナ
- 死角を確認するための後方赤外線カメラ
- 緊急時に即座に脱出できる飛び出し型のウィンドウ
- 新型の電気供給システム
電気供給システムはIEDの起爆装置の動作を妨害する妨害電波を出す装置を動かすためにも使われます。しかし、これらの機能を見ても不安は残ります。妨害電波でIEDを無力化できるのなら、もうその成果が出ているはずです。飛び出し型のウィンドウは確かに重宝そうですが、IEDの攻撃で生き残った兵士しか恩恵を受けられません。これでは今よりは少しだけマシという程度でしかありません。しかも、配備は3年先では、現状の打開には役立ちそうにありません。