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ティルマンの家族が議会に調査を要請

2007.3.28



 military.comによると、パット・ティルマンの遺族は報告書を受け容れず、議会に調査を要請しました。

 ティルマンを撃った兵士の1人は事件の原因は「戦場の霧(the fog of war・戦争の不確実情報のこと)」によるものだと主張していますが、ティルマンの遺族は以前から戦場の霧のせいにせず、何が起きたのかを明らかにして欲しいと要望していました。だから、この報告書を受け容れないのは当然です。

 報告書には現場の兵士だけでなく、報告義務を怠った9人の将校のことも書かれていますが、氏名が明らかになったのは4人の将官だけで、他の5人は軍のプライバシーに関する方針により、報告書の氏名の部分は塗りつぶされていました。私も塗りつぶしの部分には不快感を覚えましたから、遺族が反発するのは当然です。

 しかし、議会に調査を要請しても埒があくとは思えません。現場の状況は誤認が起きても仕方がない状態でした。しかし、アフガン軍兵士ターニに多くの責任があるという点は、議会にも調査して欲しいと思います。現場にいた者たちの中で、一番責任を被せやすいのはターニです。「死人に口なし」では困るのです。

 
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