military.comによると、2月2日、イラクのラマディで2人の米兵が友軍の攻撃で死亡した可能性が高まっています。
死亡したのは、マシュー・ジマー二等兵(Pvt. Matthew Zeimer)、アラン・E・マクピーク技術兵(Spc. Alan E. McPeek)です。ジマー二等兵とマクピーク技術兵は武装勢力に反撃するために屋根に登ったところを誤射されたようです。詳しいことは調査中のために公表されていません。同月28日に提出された報告書は2人が友軍の砲撃で死亡したことを示唆し、現在調査が行われています。2人の家族に対しては3月31日に、敵に殺されたという初期の報告の訂正が行われました。
記事はこれが第2のティルマン事件という扱いで報じています。今後、この事件はアメリカで大きく報じられていくことになるでしょう。まだ、詳細が分からないので、今後の報道に注意を払う必要があります。
中には報告されていない誤射事件があるのではないかと、私は考えます。ベトナム戦争時代に陸軍の犯罪調査部にいた人が、自分の体験を参考にして書いた短編小説が日本でも出版されています。これには現場の兵士には捜査官に対して真相を隠そうとする心理が働く様子がよく書き込まれていました。現場の兵士は面倒に巻き込まれたくないので、こうした心理が働くのです。(この本はまだ私の書棚のどこかにあると思うのですが、残念ながら見つけられません。見つかったらお知らせします)