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批判にさらされるM4小銃

2007.4.7



 military.comによれば、長らく米軍で使われてきたM4小銃が批判にさらされています。一部の特殊作戦部隊はヘッケラー&コッホ社の「HK 416」やFN社の「SCAR」に置換を始めました。

 3月23日、沖縄の特殊部隊の大隊がM4を改造するためにHK 416のレシーバー上部の部品84個を購入しました。M16系統の小銃が銃器内部の汚れなどによって突然動作しなくなる問題は前から指摘されてきました。特にイラクやアフガニスタンのような場所では、この問題が顕著になります。M4、HK 41とSCARはガス圧でボルトを動作させるのは同じですが、若干仕組みが違います。M4はガスをチューブの中に通しますが、HK 41とSCARはガスを直接ボルト(遊底)を押すのに使います。レシーバー上部をHK 416に交換することでガスチューブをなくし、チューブの詰まりによる故障をなくせるというのです。

 こういう改造ができるとは知りませんでしたが、それなら銃全体を交換した方が簡単そうです。アメリカは軍や警察が自国の銃器を使わなくなり、ヨーロッパのメーカーが採用されることが増えています。この傾向は止まりそうにありません。最終的に正式採用銃がヨーロッパ銃になる可能性を考えておいた方がよさそうです。

 それから紹介だけに止めますが、イラクのラマディでまた塩素ガスによるテロ事件が起こり、少なくとも27人が死亡し、多数が負傷したとのことです。(記事はこちら

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