military.comによると、米陸軍は現在よりも耐久性に優れ、快適な防弾ベスト「XSAPI(現行の防弾ベストはESAPI)」の開発を業界に求めました。
記事によると、この防弾ベストの仕様は、5.56mmと7.62mmの強力な徹甲弾にも耐えられ、1ポンド(約453.6g)以上軽い防弾ベストとのことです。徹甲弾(armor-piercing round)はタングステンなどの重金属を使い、貫通力を高めた弾丸のことです。イラクでは使用が確認されていませんが、2005年に現行のセラミック・プレートを貫通することが確認されていました。先だっての防弾ベスト論争の前から、徹甲弾への対処が検討されていたようです。
当然、高価な弾なので武装勢力が使う心配はないのでしょうが、装備は常に最善にしたいという軍の意向でしょう。
それから、先日、硫黄島について書いた記事に誤りがあったので訂正します。ウィリアム・H・ジェナスト軍曹(William H. Genaust)の遺品は発見されたのではなく、捜索中です。最新情報はこちらをどうぞ。