負傷したパイロットが、心臓のスキャンをウォルター・リード陸軍病院に予約するために何週間も留守番電話に電話をかけ続けましたが、新しく設けられた負傷兵と家族のためのホットラインに電話をしたら、6時間で予約が取れたといいます。military.comによれば、このホットラインは陸軍病院の問題が発覚した後に設けられたものです。
事件への対応がうまく機能していることを示す記事ですが、これにはコールセンターの規模が書いてあります。3交替の24時間態勢で、100人の従業員が勤務しています。コールセンターの副センター長は大佐だといいます。センター長は准将あたりかも知れません。おそらく、各方面との交渉をやりやすくするために、高官がセンターを管理しているのだと思います。利用料を取るとはいえ、これだけの人員を置くことに、傷痍軍人の医療活動にかかる費用が窺い知れます。また、コールセンターには医療に関する質問だけでなく、広範囲の質問が寄せられているようです。
日本にも防衛問題で勇ましいことを言う人がいますが、こうした銃後で必要になる費用については念頭にあるのかと思います。そうした議論を聞いたことがないので、どう考えているのかを聞きたい気がします。