ワシントン・ポストによると、アフガニスタンのカンダハルのスピン・ボルダク(Spin Boldak)で、検問所に対して自爆攻撃が行われ、昼食中のアフガニスタンの警察官10人が死亡、地区警察本部長を含む11人が負傷しました。また、アフガン東部でNATO軍の車両がIEDで攻撃され、1人が死亡、2名が負傷しました。死傷者の国籍は発表されていません。この事件で、今年死亡した外国の軍人の人数は103人になりました。
アフガンのテロ攻撃は他にも色々と起きているはずですが、自爆攻撃が増えてきたことを示す事件が起こりました。ソ連のアフガン侵攻では、自爆攻撃を耳にした記憶がありません。本当になかったかは調べてみないと分かりませんが、待ち伏せ攻撃が中心だったと記憶します。
もともと、アフガンは国内の抗争が激しいところですが、外国の軍隊が来ると何があっても追い出してきました。さらに、イスラム国全体から援軍が駆けつけることも忘れるわけにはいきません。中東の国々は国家意識は薄いのに、イスラム教でつながっています。ソ連がアフガンに侵攻した時も各国から援軍が集まり、その中にはオサマ・ビン・ラディンもいました。現在進行中のパキスタンのモスクの立て篭もり事件も、こうした運動が大きくなったためかも知れません。