イージス艦マクキャンベル(McCampbell)が横須賀に到着したとmilitary.comが報じました。マクキャンベルと交替になるゲーリー(Gary)は来月、アメリカに戻る予定です。
マクキャンベルは弾道ミサイルへの対応のためと言われています。私はミサイル迎撃能力については疑問を持っているので、マクキャンベルに大きな期待は寄せていません。自信たっぷりにミサイル防衛の能力を語る人たちもいますが、ミサイルに関する情報は一部しか公表されておらず、開発者たちの言うことを信じるしかありません。迎撃ミサイルは自動的に弾道ミサイルに向かっていくのではなく、人が適切に誘導する必要もあり、人的な要素も大きく関係します。それが日本の場合は十分程度しかないので、チャンスは何度もありません。着弾まで時間があるアメリカとは条件が違います。1発の弾道ミサイルに何発の迎撃ミサイルを撃つかといった作戦方針も分からないのです。避難方法は公表されていますが、自然災害の避難方法に比べると信じられないほど杜撰な計画しか存在しません。政府とマスコミが一緒になって危機感だけを煽るおかしな状態が続いています。イージス艦が一隻増えても、心配は減りません。
ところで、どなたかマクキャンベルの写真を撮影したら送って下さい。