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military.comが大統領にインタビュー

2007.9.18



 military.comのブロガーがブッシュ大統領とテレビ・インタビューを行いました。その中で、ブッシュ大統領は特に目新しいニュースを提示しませんでした。

 インタビューに参加したジャーナリスト、元海軍パイロットでもあるウォード・キャロルがメモした大統領の言葉は次のとおりです。

現在の戦略は私の戦略だ。
平和の兆しは私が決めている。
私を人々が攻撃するのは気にしない……これは政治なんだ……しかし、我々の将軍たちの誠実さに意義を唱える人たちは気にかけている。

 キャロルはインタビューの感想を次のように述べています。

このインタビューでブッシュ大統領は、私がこれまでテレビや演説で見たものよりも快活に話しました。そこには行き詰まっている事柄は何もありませんでした。(彼は)本当に何も変わらず、情熱的でした。地上で起きている事実に関わらず、大統領はアメリカがイラク戦争に勝てると信じていました。それに正直なところ、その時彼の周りにあるものも、私にそれを信じさせたのです。

 まるで第2次大戦末期のアドルフ・ヒトラーの描写を読むようです。ヒトラーはソ連軍がドイツ国内に侵入しても、ドイツの勝利を信じて疑いませんでした。自分は間違いを犯しておらず、将軍たちが自分を裏切ったと確信してもいました。ヒトラーを説得しようとして面会した将軍は、彼のカリスマ的魅力にしてやられ、最後はヒトラーに賛成したと言います。この記事に見られるブッシュ大統領は、まさにそれです。しかし、これは逆に不安を抱かせます。普通の人間なら、現状を見て卒倒するところなのに、ブッシュ大統領は平気だと言います。彼はストレスを逃がすことができるのか、隠しているのか、状況を理解していないのかは分かりません。これが弾けた時に、彼がどうなるのかが気になります。ヒトラーは敵に捕まらないために死を選びましたが、ブッシュにはそれができません。それでも、これから起きることに対して、ナチス・ドイツ末期に起きたことを参考にするのは有益でしょう。いずれ、ブッシュ大統領が、米軍に対して不満を述べる機会があるかも知れません。その時は、多分ヒトラーと同じことを言うだろうと、私は想像しています。

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