military.comによれば、海兵隊員が24人のイラク人を殺害したハディーサ事件は、裁判が長引いています。これまで半数の容疑者が不起訴となりました。しかし、陸軍士官学校とジョージタウン大学で戦争法を教えるゲーリー・ソリスは、残る容疑者は起訴されるだろうと述べています。
未だに起訴に直面しているのは、ジェフリー・R・チェサーニ中佐(Lt. Col. Jeffrey R. Chessani)、アンドリュー・A・ グレイソン中尉(1st Lt. Andrew A. Grayson)、フランク・D・ ウートリッチ二等軍曹(Staff Sgt. Frank D. Wuterich)、ステファン・B・ テータム兵長(Lance Cpl. Stephen B. Tatum)です。彼らが何をやったのかは、こちらをご覧ください。
それから、ブラックウォーター社の続報が報じられました。military.comによれば、イラク高官はBW社がいなくなることで、イラクの治安に真空状態が生まれると言い、その依存体質を明らかにしました。事件に関する新情報はありませんが、やはり警備員たちが攻撃される前に発砲していたかどうかで証言が別れ、結論が出ていないようです。
ところで、今朝、福田内閣の防衛大臣に石破茂を推す声が出ていると報じていました。高村防衛大臣を就任経験のある外務大臣につけ、その後に石破を座らせるというのです。政界では、本当に石破は軍事通で通っているのですね。安全保障問題を正しく語れる政治家がいないことを痛感します。もっとも、野党にもめぼしい人がほとんどいないのも問題ですけどね。