サンドバル技術兵の裁判について、同じAP通信の記事でも、ワシントン・ポストの方が若干詳しいようです。
被告の弁護人クレイグ・ドラモンド大尉は「イラクでの戦争は地獄です。戦線はしばしば不明瞭です。敵は常にそれ自身を表しません。この戦争の敵は攻撃し、隠れ、そして再び攻撃します」と冒頭陳述で述べました。
サンドバル技術兵は4月27日、草を刈っていた氏名不詳のイラク人男性を殺害し、起爆コードを遺体の上に置いた件と、5月11日に9mm拳銃で数インチの距離から別のイラク人男性を撃ち、遺体にAK-47を置き、拘留者を人道的に治療しなかった計画的殺人で、5つの罪に問われています。
アレキサンダー・フローレス技術兵(Spec. Alexander Flores)は、4月の殺人事件でサンドバルと同じ分隊におり、小隊長の命令に従って行動していたと証言しました。小隊長は「近づけ(move in)」と命じ、それは「標的を引っ張り出す」という意味だと証言しました。殺害の後、マイケル・ヘンズレイ二等軍曹(Staff Sgt. Michael Hensley)が、被害者を武装勢力に見せかけるために、起爆コードを遺体とポケットに入れるように彼に命じたのです。ドラモンド大尉は、フローレス技術兵から、彼が起爆コードを置いたと聞いていると述べました。
4月の事件が無罪だとしても、5月の方はまだ証言が行われていないか、証人がいないかのどちらかでしょう。これまでに出た情報では、小隊レベルで違法な殺害が行われた可能性が高い。事件は小隊長にも及ぶと考えられるし、その上にも延びそうです。とりあえず言えるのは、ここまでです。