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9月のニュース解説
2007.9.5 同日11:10追加
military.comによれば、アメリカ心理学ジャーナル(the American Journal of Psychiatry)がPTSDが数ヶ月、数年間も症状を表さない可能性をレポートで発表しました。この研究で、第2次世界大戦と朝鮮戦争の帰還軍人が、30年間も症状を発しなかった事例が紹介されました。 レポートによれば、多くの場合、戦闘経験者は何年間もPTSDの徴候を示しません。米軍のPTSD診断基準は不十分だと言われており、議会や圧力団体から変更を求められています。記事によれば、今年軍はPTSDとIEDで被った脳障害を識別する努力を増やしました。軍は帰還直後と6〜8ヶ月後に兵士を検査しています。しかし、まだそれは不十分だとされていて、「コモンセンスのための退役軍人」という団体は、医師や職員を増やしてこの問題をもっと迅速に解決すべきで、そうしないと、家庭崩壊、失業、アルコール中毒、ホームレスなどの発生が増えると主張しています。この記事を読むと、潜在的なPTSD患者はまだ多い可能性があるように思えます。しかし、PTSDの診断は難しいと来ており、問題の解決は難しそうです。 このレポートは代金を払わないと読めないようですが、帰還兵のPTSDに関する別のレポートがあります。「Posttraumatic Stress Disorder Among Military Returnees From Afghanistan and Iraq」「Imagery Rehearsal Therapy for Acute Posttraumatic Nightmares Among Combat Soldiers in Iraq」が参考になりそうです。世界貿易センタービルで救助活動に携わった人たちのPTSDレポート「Differences in PTSD Prevalence and Associated Risk Factors Among World Trade Center Disaster Rescue and Recovery Workers」は無料もダウンロードできます。あとで、私も読んでみたいと思います。
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