米陸軍第1歩兵師団第一旅団のアンドリュー・オルムステッド少佐(Maj. Andrew Olmstead)がイラクのサディーヤ付近で先週の木曜日に戦死しました。彼は他の兵士と共に武装勢力から小火器による攻撃を受けて戦死しました。military.comは、彼が自分が戦死した時に自分のブログに掲載する記事を友人に託していたと報じました。
哲学者の言葉から劇映画のセリフまでを引用した彼の記事には、興味深い記述があります。
私は、イラクに行き、あなたではなく、私の目的のためにしたことをしました。私の人生は両サイドの人たちを沈黙させるために使われることではありません。あなたがアメリカがイラクに留まるべきだと考えるなら、私の死がアメリカがイラクに留まらせるのだと我々に強弁して、私を巻き込まないでください。あながたアメリカは明日、イラクを立ち去るべきだと考えるなら、私の名前を我々のイラクでの任務によって無駄にされた者たちの実例として取り上げないでください。
また、こうも書いています。
私たちは誰もが何かのために死ぬのです。私は私が好きだった仕事をして死にました。
彼は自分が任務に就いた理由として、次のように述べています。
正当に選挙されたアメリカ政府はイラクで戦争をすることを決めたのです。(ブッシュ大統領が政党に選出されていないと主張することはできるとしても)軍人として、彼らが合憲である限り、私にはアメリカ大統領の命令に従う義務があります。
オルムステッド少佐は、自分の死が何者かに利用されることを極度に嫌ったようです。彼が死後の世界を信じているとか、死への願望を持っている徴候はあまり感じません。これが平均的な米軍人の考え方なのかは分かりません。イラク政策の是非については、何も書いていないので、彼がどう思っていたのかは分かりません。軍隊は兵士が個人的な考えを持つよりは、目の前にある命令をどうやって達成するかを考える組織です。その点では、少佐の考え方は特におかしくはありません。それでも、イラク政策そのものへの見解は聞いてみたいと思いますね。