military.comによれば、日曜日の現地時間午前8時、第5艦隊の巡洋艦ポート・ロイヤル、駆逐艦ホッパー、フリゲートのイングラムがペルシャ湾上の主要な石油輸送ルート上を通過していた時、5隻の小艇が米艦の前方に箱を落としたり、回避起動を行って妨害しました。
この事態は10〜15分間続き、米艦が攻撃準備をはじめた時、小艇は立ち去りました。被害は何らありませんでした。米政府はイラン海軍か沿岸警備隊による行為で、重大な事件としていますが、イラン側は革命防衛隊の通常のパトロール行動だったと主張しました。いつもやっているように、船舶の識別を求めただけだと言うのです。
でも、そのために箱を海中に投棄するとは考えられません。小艇がパトロール中に米艦隊に遭遇したので、警告のつもりで接近したのでしょう。確認のためなら、まず無線を使うはずです。度胸試し的な面もあるのでしょうが、イラン人の考え方は分かりにくいところがありますから、無理に説明を付ける必要もないように思われます。しかし、突発的な事態も考えられるので、今回の事件はよく記憶しておく必要があります。