ニュース解説

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10月のニュース解説

ロシア軍が兵数を100万人へ削減

2008.10.16

　space-war.comによれば、ロシア軍は2012年までに兵数を100万人へ削減します。これは2016年とした当初の目標よりも４年早い達成です。

　将校の人数も2012年までに現在の45万人から15万人へ削減されます。これは兵役を終える将校が段階的に退役したためです。ロシア軍はすでに陸軍を450万人から120万人へ削減しています。

　冷戦終了後、各国は自然に兵数を削減しました。それまでのように、国境に常時兵士を張り付ける必要がなくなったからです。動員する兵士が少なければ、戦争がしにくくなるのは当然で、これは軍事衝突を減らすためには歓迎すべきことです。問題は、我々の方が冷戦期の発想が抜けず、ロシア軍の実力を勘違いすることでしょうか。この兵数で、ロシアがどんな軍事行動ができるかを、一度考え直してみる必要があります。グルジア紛争でのロシアの対応も、それで読み解けるはずです。