ロシアはアブハジアの西部にあるグダウタ(Gudauta・kmzファイル)と南オセチアのツンヒバリ(Tskhinvali・kmzファイル)に基地を設ける計画を立てています。停戦協定に従い、ロシアは約4,000人の軍人をグダウタに残し、アブハジア内の兵員の大半を撤退させることになっています。参謀総長のニコライ・マカロフ大将(Gen. Nikolai Makarov)は、友好と援助条約に従い、南オセチアとアブハジアには、それぞれ約3,700人の軍人を配置すると述べました。
Google Earthでツンヒバリから北に向かうルートを辿ってみてください。そのルートはロシア国境付近で山の中に消えます。これがロキ・トンネルの南側の入り口です(kmzファイル)。ロシア国境を越えるように北側に移動すると、こちらにも山の中に入る道路があります。これがロキ・トンネルの北側の入り口です。スケールで計ってみると、ロキ・トンネルが約5kmの長さのトンネル(kmzファイル)であることが分かります。ツンヒバリはロシアから来た部隊が物資を集積し、補給基地として活用するために必要な場所なのです。ここから北はルートの側面は山地になっており、地上軍を寄せ付けません。つまり、ツンヒバリはロシアからのルートの出口なのです。