military.comによれば、F/A-18Dが墜落して住宅地に墜落し、韓国系米人3人が死亡しました。また、子供が依然として行方不明です。
F/A-18Dは、離陸後に右エンジンが故障したため、ミラマー海兵隊基地(the Miramar Marine base・kmzファイル)に着陸する途中でした。ファイナル・アプローチの最中に左エンジンの推力が失われ、墜落したとみられます。パイロットは脱出しましたが、パラシュートが木に引っかかって負傷し、病院で治療を受けました。記事には目撃者のインタビューが載っている程度で、事件の詳細はほとんど明らかではありません。目撃談からは事故が熾烈なものであったことが窺えます。滑走路へは東から侵入する形になっており、航空機は基地の北部にあるサンディエゴ市街上空を東へ向けて飛び、それから右旋回して、幹線道路の上を超えて滑走路に着陸します。おそらく、右旋回の前に墜落が始まり、市街地に落ちたものと想像できます。
すでに現地には調査官が到着し、事故の原因を調べていますが、現段階では何も分かりません。このように、市街地と空港が近接している場所は日本にもあります。北海道の千歳基地もそうですし、現在、日米合同訓練が行われている最中です。この訓練は米空軍のF-15が参加しており、F/A-18Dは来ておりません。しかし、F-15については機体破断という重大事故が最近起きており、この事故と同じことが起きる可能性は日本でもあると考えなければなりません。この事故は我々に無関係だと考えるべきではないことを教えています。たとえ話ですが、裁判員に選ばれる年齢ではないからといって、裁判員制度に無関心でいるべきではありません。あなたが誤認逮捕され、裁判員によって裁かれる可能性は、あなたが生きている間は常に存在するのです。アメリカで起きた航空機事故だからといって、我々がそこから何も学べないと考えるべきではないのです。