military.comによると、タリバンの指導者ムラー・オマル（Mullah Omar）がウェブサイトに声明を出し、戦いを一層激化させると主張しました。
オマルのメッセージは犠牲祭（Eid al-Adha）のはじめに公表され、「現在は数十の武力衝突は数百へと拡大するだろう。現在数百の犠牲者は死傷者数千の犠牲へと上昇するだろう」と、ブロークン・イングリッシュで書き込まれました。また、アフガニスタン政府との和平交渉を拒絶しました。カルザイ大統領はタリバンに武器を捨てて、政府側につくよう要請しており、犠牲祭の間に、そうした呼びかけを行いました。オマルはこの要請を拒否し続けています。なお、アフガン政府はオマルはパキスタンのクウェッタ（Quetta）にいると主張し、パキスタン政府はアフガン国内にいると主張しています。
今回のメッセージは、犠牲祭に合わせた宣伝で、アフガン政府との宣伝合戦の一環だといえます。もちろん、口だけでなく、タリバンはあらゆる方法を使って、外国軍に打撃を与えようとするでしょう。今年の冬はアフガンにとってもターニング・ポイントになるでしょう。タリバンとアルカイダがどれくらいの戦闘を展開できるのかが気になっています。
本日は時間がないので、ここまでにします。
