military.comによると、カルフォルニア州のバークレー市の市議会は1月29日に、シャトック通りにある徴兵事務所を歓迎せず、もし徴兵官が居続けるなら、招かれざる、歓迎されない侵入者として扱われるという決議を8対1で可決しました。
さらに、性的な傾向を理由にした差別を禁じる市の法律を、海兵隊に適用することを検討することも可決しました。さらに、女性の平和団体「Code Pink」が駅前で海兵隊の業務に反対する活動をすることを公式に後押ししました。そのために、「Code Pink」に対して、徴募事務所の前の指定駐車場を6ヶ月間週に1度利用することを認め、週に1度、正午から午後4時まで、音声を使った抗議活動を許可しました。海兵隊は2006年12月にアラメダから転居して1年強、バークレー市に在住していました。
事実上、徴募事務所は市議会から「街を出ろ」といわれたことになります。これは先進的な活動が多いことで知られるバークレー市らしい判断だと言えます。しかも、アメリカが戦争中に市議会がこんな決断をするのは、本当に珍しいことです。ただ、市の法律が海兵隊の法律に対抗できるのかといった技術的な問題は残りそうです。こんな発想ができること自体、バークレー市らしいのですが。