先の記事は夕方に報じられた記事を根拠としていました。その後、21時50分に報じられた毎日新聞の記事では、「あたご」は乗員の交代前に漁船群の存在をレーダーで確認していたと書かれています。
これで、レーダーに漁船群が写っていたことが明らかになり、レーダーは近距離が探知しにくいといった話は関係がないことになりました。これが当直交代のどれほど前なのか、漁船に関する情報が交代要員に引き継がれたのか、接触の危険性をどれだけ認識し、どれだけの船をレーダーで追跡していたのかなどが気にかかるところです。先の記事の疑問は未だに解けていません。
本日、海保は乗組員の事情聴取に支障を来さないように、防衛省に事故の核心に触れる重要情報を公表しないよう要請したといいます。これで情報はいよいよ公表されなくなります。真相は海保の発表を待つしかなさそうです。