自殺者の急増に悩む米軍が思わず喜びたくなる記事がmilitary.comに載りました。世界で一番自殺率が高いのはロシア軍だという報道があったのです。
記事によれば、ロシア軍では2007年に442人の兵士が戦争と関係のない状況によって死亡しました。224人の死は徴募兵の自殺です。2006年の記録で比較すると、米軍は155件の自殺があり、ロシア軍よりも1.5倍以上低いのです。ロシア軍の自殺率は110万人に一人なのに対して、米軍は140万人に一人です。自殺の原因はいじめで、ある兵士は同じ兵舎の兵士に殴打されたあとで足と生殖器を切断されたといいます。1月だけで1,500人の軍人が戦闘と関係のないことで、一年間で24,000人の軍人が負傷しています。
これを聞いても驚くにはあたりません。帝政ロシア軍、旧ソ連軍を含めて、この種の話は珍しくないからです。兵士に対する処遇も悪いので、彼らの態度も自ずと悪化し、暴力やインチキがまかり通るのです。この傾向はちょっと改善しそうにありません。