military.comによれば、イラクにいる米陸軍に、主に艦船で使われている20mm機関砲「ファランクス」が配備されました。
他の資料によると、2005年にファランクスは、すでにバグダッドのグリーンゾーンに配備されていたといいます。今回の記事は、戦闘部隊への配備を報じているようです。
ファランクスが配備されたのは、榴弾砲、迫撃砲、ロケット弾が空中にある間に撃ち落とすためです。普通、この武器は艦船に接近するミサイルや航空機など、比較的速度の遅い目標を撃墜するための兵器です。そして、従来言われているこの武器の欠点からして、目的を達成できるのかどうかが疑問です。ファランクスは正確に目標を破壊できるものの、一度に多数の攻撃に対して対処できないことと、弾薬を大量に消費する点が問題視されています。現に、先日のグリーンゾーンへの迫撃砲攻撃には対処できていません。これまでも米軍は効果が疑わしい兵器をイラクに投入してきました。果たして効果があるのか、今後の報道に注目していきたいと思います。