military.comによれば、イラクとアフガニスタンでの戦争に参加した18〜24歳までの男性の退役軍人の、2007年度の失業率は12%で、25〜34歳までの退役軍人と比べると2倍です。
この数字は労働統計局(the Bureau of Labor Statistic)が発表しました。記事に載っている数字をいくつか比較してみましょう。
2001年9月11日以降の「テロリズムに対する世界規模の戦争(the Global War on Terror)」に参加した、すべての退役軍人 |
6.1%
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18〜24歳までの男性の退役軍人 |
11.2%
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18〜24歳までの男性の民間人 |
10.5%
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18〜24歳までの女性の退役軍人 |
16.8%
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35〜44歳までの女性の退役軍人 |
7.6%
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数字はほかにも載っているので、興味のある人は読むとよいでしょう。この数字は、対テロ戦争の影響というよりは、軍でのキャリアの浅い退役軍人は失業率が高いということを示しています。同年齢の民間人の男性の失業率もほぼ似た数字ですし、若い女性の退役軍人の失業率が非常に高いことも、それを裏づけています。民間人とあまり変わらないという特徴が分かったことになります。軍人の失業率は意外にも、普通だったということです。