military.comによると、ロバート・ゲーツ国防長官が、先だってのバスラでの戦いはイラク人に、イラン人が当地での積極的な役割を増すという、驚くべき光景を見せつけたと述べました。
米軍の撤退プロセスについては、当初に考えていたよりも遅延し、昨年主張した今年末まで10万人(10個旅団)にまで減らす案ついては、すでに断念したと述べています。その理由の1つがイランの役割だと、彼は言います。ゲーツ長官は、サドル師を逮捕する考えは持っておらず、彼は重要な政治家であり、政治プロセスの中で活動することを望んでいます。彼に、支持者が多いサドル師に手出しするつもりはないようです。彼は、来年、現在よりも兵力は確実に少なくなっていることだけ約束しています。
残念なことに、この記事にはイランがどのような活動を増やしているのか、具体的な記述はありません。武器の提供と組織の支援としか書かれていません。おそらく、マハディ軍がイラン製の武器で武装していたことを指しているのだと考えられますが、明確には分かりません。何を、どの程度、支援しているのかという情報が欲しいところです。それが本当に脅威で、警戒すべきものだという情報です。もともと、イランはイラク南部を支援しているのですから、いくばくかのつながりがあるのは当然です。そうした情報が出てくるのを注意して待つしかありません。そうしないと、アメリカが都合の悪いことをすべてイランに回していることを見極められないのです。