military.comによると、米軍がソマリアを空爆した可能性があります。米軍の航空機によると推定される空襲はソマリア南部に爆発を起こしました。損害は報告されていません。
首都モガディシュの南西255マイルにあるブアル町(Buale town)の長によると、土曜の夜に飛行機の爆音を聞き、2回の爆発があったといいます。キスマユ(Kismayo)にいる人権組織の理事、アリ・バシ・アメッド(Ali Bashi Ahmed)も爆発音を聞きましたが、どこで起きたかは分からなかったと述べています。地元の武装組織の指揮官は3回の爆発の少し前に光を見たと述べました。援助活動家は光は星が地球に降るようだったと述べています。爆発はブアルとサコウ(Sakow)の間で起きたとみられています。
空爆を行った主は判明していませんが、ソマリア軍は航空機を持っておらず、エチオピア軍も空襲を行っていません。米軍は数ヶ月、こうした空襲を行っていました。米軍は5月1日のアデン・ハシ・アヨロ(Aden Hashi Ayro)を殺害した空爆は認めていますが、今回の空爆に関する情報は持っていないとしています。
目撃者が言うとおりなら、航空機が上空から空対地ミサイルを発射して空爆を行った可能性が高いことになります。自由落下の爆弾なら「光」が見えることはありません。ただし、巡航ミサイルもエンジンは航空機と同じ方式なので、爆音が聞こえてもおかしくありません。巡航ミサイルは目標の近くまで来ると旋回し、それから目標に向けて突っ込むので、最終段階だけが目撃されたのなら、見たところでは空対地ミサイルによる攻撃のように見えるかもしれません。しかし、空中に急に光が現れて、それが急角度で地面に向かったのなら、空対地ミサイルの可能性が高まります。
目下のところ、事件の真相は謎です。しかし、複数の目撃証言があるので、空爆があったことは確かだと考えられます。テロ指導者に関する情報を得た米軍が、特定の個人を狙って空爆を行った可能性は否定できません。米軍はまだ空爆の評価ができておらず、事実を公表したくないのかも知れません。アメリカはソマリアに地上軍を投入することは避けています。空爆という選択肢に不自然さはありません。