military.comによると、ロスアンゼルス・タイムスは、米軍はパキスタンのトライバルエリアで、イスラム武装勢力に対する独立した軍事行動を行うことを検討していると報じました。
パキスタン軍はこの地域ですでにイスラム武装勢力と戦っていますが、効果が出ていないため、米軍が独立した軍事行動を検討しています。米情報機関が、武装勢力がこの地域に地歩を強めていることを報告した後、この議論が始まりました。この夏、30人の訓練教官が、ペシャワール近郊の基地に派遣されました。しかし、訓練は6月に11人を死なせた誤爆のため、数ヶ月間、パキスタン政府によって中止させられました。
非常に短い記事で、独立した軍事行動が何を意味しているのかは書かれていません。この軍事行動は、軍事顧問団による訓練とは別で、米軍がトライバルエリアで地上戦を行うことを指しているのだと考えられます。パキスタン政府は、かねてからアメリカのこうした意向に反対しています。
大統領選挙よりも早く、米軍はパキスタンへのシフトを強めているようです。米国民は、こうした流れを追認するようにバラック・オバマ氏を大統領に選ぶことになるでしょう。その結果は流動的で、依然として難しい戦争であることには変わりはありません。イラク戦という、明らかに無駄な戦線を切り捨てられる点はよいのですが、パキスタン国内の状況といい、中央アジアの情勢といい、不安定な要素が多すぎます。日本も、そのつもりで、この戦争に対応する必要があります。
それから、省略しますが、米軍がいわゆる「透明人間」を実現する素材を開発中というニュースも報じられています。