army-times.comによれば、米陸軍が従軍バッジに関する規則の変更を決定しました。IED(簡易爆弾)攻撃を戦闘歩兵バッジ(Combat Infantryman Badge)を授与する条件に加えるというのです。
CIBは敵と近距離で、直接照準射撃で敵を撃破する地上戦に参加した歩兵と特殊部隊の兵士に与えられます。不朽の自由作戦では23,192個、イラクの自由作戦では95,745個、合計118,937個の戦闘歩兵バッジが与えられてきました。この授与資格に、IEDの攻撃を加えるのが、新しい規則の骨子です。簡単に言うと、IED攻撃を銃器のような直接照準射撃兵器による攻撃とみなすのです。7月22日に有効となった新しい規則は、2001年9月18日まで遡って有効と定められました。
さらに、2005年に陸軍は戦闘行動バッジ(Combat Action Badge)を創設していました。これは戦闘地域で戦火を体験しながら、CIBや戦闘衛生兵バッジ(Combat Medical Badge)を与えられる資格を持たない者に与えられます。つまり、砲兵隊のような、本来は後方支援を行う部隊の隊員が対象です。今回の改正で、戦闘航空部隊に派遣された医療要員もCAB授与の対象に含まれるようになりました。CABは自動的に与えられるのではなく、名誉負傷章(Purple Heart)が授与された場合は与えられません。