military.comによると、デビッド・Ｈ・ペトラエス大将は、イラクで兵士が感電した事件について、86,000カ所以上の施設に電気に関連する危険がないかを点検すると発言しました。
ライアン・マセス２等軍曹（Staff Sgt. Ryan Maseth）が今年１月にシャワーを浴びた際、給水ポンプがショートして、配水管を通じて感電し、死亡した事件は、議会の関心を呼んでいます。議員がこうした問題を放置するのは怠慢に他なりません。民主党のロバート・Ｐ・ケイシー上院議員（Sen. Robert P. Casey）から送られた手紙に対して、ペトラウス大将は特別チームを設置したと回答しました。ケイシー上院議員は、３週間前と変わらず、いまでもバグダッドやイラク全土で感電を体験する兵士がいると主張しています。
これで、この問題はよい方向に向けて動き出したようです。しかし、この点検も民間業者が受注するのでしょうし、その点検費用をKBR社に請求するような話にはなりません。そのために、また無用な金が失われるのです。戦争は、こうした馬鹿馬鹿しいほどの金の浪費の積み重ねなのです。それから、この点検の結果を聞きたいものだと思います。元々あった建物に問題が多いのなら、建物の老朽化が原因ということになりますが、占領後に米軍が設置した施設に多いのなら、明らかに民間軍事会社が問題を起こしたことになるからです。
