military.comによると、アフガニスタンに派遣されている米特殊部隊の隊員が、民間人を殺害し、死体を損壊した罪で第32条の訴追を受けました。
ジョセフ・D・ニューウェル2等曹長(Master Sgt. Joseph D. Newell)は、3月5日、ヘルマンド州、ハイデラバードの男性を銃で撃って殺害しました。他に、彼の耳を切断した罪、窃盗罪、合法的な命令への違反行為に問われています。事件はニューウェルの部隊がIED攻撃を受けた翌日に起きていますが、殺害の動機は不明です。事件は、ニューウェルの同僚2人によって報告されました。これ以上の詳細は明らかになっていません。今月12日に大陪審に相当する審問が行われます。軍事裁判が行われ、有罪が宣告された場合、最高で仮釈放のない終身刑に処せられます。
同僚によって報告されたのなら、明確な違反行為があったものと想像されます。事件の詳細が分からないので、現段階では何も言えませんが、審問が行われれば、事件の概要が明らかになるはずです。また、軍の内部からも情報が少しずつ出てくるでしょう。この事件を考えるには、それに期待するしかありません。しかし、耳を切断したというのは、かなり猟奇的な印象があります。ニューウェルは精神を病んだ兵士なのかも知れません。これが初めてならよいのですが、切断した耳を収拾していたりすると、米軍が被るイメージダウンは図り知れません。