無人偵察機オペレーターが戦闘ストレスに

2008.8.9



 無人偵察攻撃機プレデターのオペレーターが戦闘ストレスにかかっているとmilitary.comが報じました。

 これは意外な気がしますが、理由を聞くと納得できます。戦闘機のパイロットは爆弾を投下すると、そのまま帰投できますが、プレデターのオペレーターは高解像度の映像で、自分が行った攻撃の結果を確認します。これを繰り返すことで若干の戦闘ストレスが起こるというのです。宗教家が問題の解決に尽力しています。

 これまで戦闘ストレスが起こりやすいのは、敵との距離が近い者だとされてきました。プレデターのオペレータは安全なところから、高みの見物気分なのかと思われてきましたが、そうではないことが確認されました。しかし、現在のところ、その程度は低いようです。その理由としては、望遠レンズで撮影された映像はモニタ上では現実よりも平面的に見えること。臭いなど視覚以外の感覚はないことなどが考えられます。しかし、軽度の戦闘ストレスも長期に及ぶと深刻化することが分かっていますから、それは心配すべきでしょう。記事には具体的な症状が書かれておらず、ストレスの程度が分からないのが残念です。


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