military.comによれば、パキスタン軍と米軍の関係が遂に来るべきところまで来ました。パキスタン軍は自軍の兵士に、空陸を問わず越境する米軍は攻撃せよと命じました。
パキスタン軍報道官アザル・アッバス少将(Maj. Gen. Athar Abbas)は、米軍が陸上、空中のいずれかで国境線を明確に越えた場合に発砲する命令であると会見で答えました。また、「この種の冒険的行為や侵略に対する大衆の反応を考えてください。陸軍もまた大衆の延長であり、言葉と行動を一致させた時にだけ大衆を満足させられるのです」とも述べました。また、記事には、この地域での攻撃の成功を疑うパキスタン高官の見解も書かれています。
内容が明確なので多くは書きません。米軍はパキスタン軍との協力関係は維持しますが、パキスタン領内に侵攻した場合に限り、敵対することになったのです。これは当然のことで、アメリカですらパキスタンを表立って批判していません。パキスタンをこの件で批判する国はないでしょう。これはアルカイダ掃討だけでなく、大統領選挙にも影響を与えます。これでバラック・オバマ氏の公約に障害ができたのです。彼がどういう対応を示すのかが注目されます。