イラク人警察官35人が待ち伏せ攻撃で死亡

2008.9.26



 military.comによると、イラクのディヤラ州で、イラク人警察官が果樹園で待ち伏せ似合い、警察官35人が死亡しました。イラク軍はアルカイダ戦士に対する大規模な掃討作戦を開始しました。

 待ち伏せ攻撃は、バグダッドの北にあるカーン・バニ・サード町(Khan Bani Saad)、アル・ドゥレイマット村(Al-Dulaimat)で、アルカイダに対する偵察活動中に行われました。攻撃は警察官12人と反アルカイダの民兵8人を死亡させました。他に、負傷した15人がバグダッドの病院で死亡しました。犠牲者はアルカイダがこの地域で活動中だという報告を調査するために車で移動中でした。彼らは報告を確認するために派遣され、戦闘は命じられていませんでした。車から降りて約300ヤード歩いたところで銃撃を受けました。一帯は長年、アルカイダの拠点でした。

 死傷者の数しか記事に書かれておらず、偵察隊の総数が何人だったのかは分かりません。どういう状況で起きた事件なのかが知りたいと思いました。この報道を見る限りでは、アルカイダの罠にかかった感じがします。偽の情報でおびき寄せて、事前に設定した場所で一斉射撃したのかも知れません。情報提供者が誰だったのかが書かれていないのが残念です。

 偶然にこういう状況ができあがった可能性もありますが、一度にこれだけの人数を殺すには、なかなか難しいものがあります。「shot」と書かれていることから、爆弾は使われず、銃撃のみによる攻撃だったようです。第一撃で被弾しなかった者たちは、身を隠して反撃を開始します。このため、奇襲攻撃の効果はそう長くは続きません。待ち伏せにしても、少し人数が多すぎるのです。狭い場所に集めたところを撃つとか、何か条件が必要です。続報は多分でないでしょうから、これ以上は何も分からないでしょう。

 別の記事によると、またパキスタン軍が越境した米軍ヘリコプターに攻撃を行いました。2機のOH-58 偵察ヘリがカースト州(Khost)東部を定期的なパトロール中に、パキスタンの国境監視所から銃撃を受けました。被害はありませんでした。米軍は偵察ヘリは越境しておらず、反撃もしなかったと主張しています。パキスタン軍は偵察ヘリが越境したので、警告射撃を行い、偵察ヘリからは反撃があったと主張し、ザリダリ大統領は発砲は「照明弾」だけだったとしています。

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