military.comによれば、アルカイダの上級指揮官とビンラディンの義理の兄弟が北ワジキスタンでのミサイル攻撃の対象となりました。
ビンラディンの姉妹と結婚したシェイク・サイード・アル・サウジ(Sheikh Saeed al Saudi)は、北ワジキスタンのダッタ・ケール地区(the Datta Khel region)アルカイダの幹部会議に出席するとみとめ、最大7機の無人偵察攻撃機プレデターとラプター攻撃機で目標をカバーし、最大10発のミサイルを発射しました。この攻撃で17人のアルカイダとハッカニ・ネットワーク(Haqqani network)の戦士が死亡したと報告されました。アル・サウジはアルカイダの幹部評議会「シュラ・マジリス(Shura Majlis)」のメンバーで、アルカイダの財務活動に関与しています・アル・サウジは攻撃を免れましたが、アルカイダの影の軍隊「ラシュカー・アル・ジル(the Lashkar al Zil)(Shadow Army)の指揮官ズハイブ・ザヒビ(Zuhaib al Zahibi)が死亡しました。タリバンはアルカイダの指揮官が死亡したことを否定しています。記事の後半は省略します。
無人機と有人機の共同作戦が行われていること。7機を投入しても目標を殺害できなかったことは、空襲の限界を示しています。また、「17人を殺害」という戦果も地上に部隊が降下して確認したものではなく、航空機からの映像で判断していると考えられます。過去に、こうした航空機の映像による判断が間違っていたこともあり、話半分程度に聞いておくべきでしょう。でも、幹部会議があることを突き止めたことは評価できます。無人機はハイテク兵器を紹介するテレビ番組ではスター級ですが、まだ有効な戦果をあげられていません。