民主党の小沢一郎代表が、24日に奈良県香芝市で「米国もこの時代に前線に部隊を置いておく意味はあまりない」と述べたことが報じられていますが、これを報じたUPIの記事をmilitary.comが掲載しました。
記事の内容は、共同通信の報道をそのまま英訳したものですが、文末にある小沢の紹介文を見ると、アメリカの目もすでに自民党から民主党に移っているのかと思わざるを得ません。ここには、次の総選挙で、与党の自民党を退陣させたら、小沢が日本の首相になるとみられていると書かれています。ヒラリー・クリントン国務長官が訪日中に小沢代表に会ったことに、私は注目しています。もともと、「民主党」という名称は、同党の簗瀬進衆議院議員が、敬意を感じているアメリカの民主党の党名を推薦したのが受け入れられたと聞いています。こうしたことから、オバマ民主党政権としては、日本の民主党と仕事がしたいと考えているのかも知れません。それをアメリカのメディアも敏感に感じ、在日米軍に何らかの影響がある可能性を考え、小沢代表の名前を紙面に載せたのだと考えられます。これまで、日本の政治家の発言が同紙に掲載されることはほとんどありませんでしたから、今回の記事には注目せざるを得ません。