military.comによれば、オバマ政権は来年8月まで、18ヶ月でイラクからの撤退を完了させる見込みです。
大統領は近く、国民にこの決定を伝える予定です。以前に、政権内で検討されている撤退期限は、16ヶ月、19ヶ月、23ヶ月の3つがあり、16ヶ月と23ヶ月案が有力だとされていました(記事はこちら)。撤退が予定よりも3ヶ月間遅れるのは、大きな問題ではありません。期日が早く決まり、実行に移されることが大事なのです。
また、military.comによれば、オバマ政権は必要性が増加している米兵の数を増やすために予算を使い、冷戦時代の兵器開発計画を削減するつもりです。この方針は先日、両院合同で行われた大統領演説で示されました。まだ、具体的にどの計画を削減するかは示されていません。興味のある方は記事をお読みください。
ところで、military.comによれば、またイラク警察官が米兵を攻撃し、死傷させた事件が起こりました。この種の事件は最近耳にしていませんでした。記事によれば、昨年11月12日と25日にイラク軍の制服を着たイラク人が米兵を殺害しています。25日の事件では、犯人が本当に軍人だったかは確認されていません。今回の事件はモスルで起こりました。2人のイラク人警察官が橋を守っている警察部隊を見回っている米兵に発砲し、車で逃走しました。米兵1人と通訳1人が死亡し、3人の米兵が負傷しました。イラク側は犯人は武装勢力ではなく警察官であると主張しています。
結局、最後までアメリカはイラク人に理解してもらえなかったようです。しかし、武器を持って他国に侵入すれば、大体がこんなものです。特に、陸続きの国には潜在的に隣国の脅威があります。こうした反応は避けられないものがあります。