橋爆破で立ち往生のトラックが炎上

2009.2.5



 military.comによれば、カイバル地区で橋の爆破により立ち往生していたトラックが襲撃され、10台が炎上しました。

 攻撃はランディコタル(Landi Kotal)付近で夜間に行われました。トラックはアフガニスタンから戻る途中で、荷物を積んでいたかどうかは不明です。米軍は、補給品の在庫は、補給網が深刻な時でも、60〜90日間は十分なだけあるとしています。現在、米軍の補給物資の75%はパキスタンを経由しています。なお、キルギスタン政府は空軍基地を米軍に使用させるのを終了させましたが、米大使館は交渉を継続していると述べています。パキスタン国内では最近テロ事件が横行していますが、警察官と民兵30人がスワト峡谷(Swat Valley)で誘拐されました。人質は地元の長老の圧力によって釈放されました。バローチスターン州の州都クェッタでアメリカ人国連職員がクェッタで誘拐されましたが、犯人が武装勢力か犯罪者かは分かっていません。

 あまり報じられませんが、断片的に入ってくる情報をまとめると、パキスタン国内でテロ攻撃が増えています。武装勢力は補給ルートへの攻撃の有効性を理解しています。今後、こうした攻撃が増えると予測するのは難しくありません。どうも嫌な予感します。輸送隊側は一方的に不利ですから、今後、かなりの被害が出るはずです。

 おっと、時間がなくなってしまいました。本日は時間があれば、あと1本記事を追加します。


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